ウクライナの声を届ける―野中教養学部長の講演会に本学協定校の教員?学生が参加
2023/10/17
10月12日(木)、春日部市が開催した教育講演会「ウクライナから声を聴く」に本学教養学部長 野中進 教授が講師として登壇しました。講演会では、ウクライナのポルタワ国立教育大学と中継を結び、同大のOlga Nikolenko教授や、2022年に同大から埼玉大学へ留学したOlena Mukhaさん、リヴィウ国立教育大学大学院生のKateryna Nikolenkoさんが現地からの声を届けました。
講演会の中でOlena Mukhaさんは埼玉大学での学びに触れ、「日本の先進的な教育技術、文化、伝統に触れることができた。ウクライナにとって非常に困難な時期に、日本人は暖かく迎え入れてくれ、研究を成功させるためのあらゆる条件を整えてくれた」と感謝の言葉を述べました。
続いて、Olga Nikolenko教授とKateryna Nikolenkoさんから、現在のウクライナにおける教育について、生徒と教師を対象とした調査結果を発表し、子供たちの精神的な健康を維持するうえで、言語、文化、文学が果たす重要な役割について述べました。日本人参加者からは、ウクライナの生徒たちが書いた詩的な作品、特に俳句的な詩に対して興味が寄せられました。
講演会の最後には質疑応答が行われ、野中教授を通訳として活発な意見交換や質疑が行われました。
野中教授はこれまでにポルタワ大学との共同セミナーなども行っており、ポルタワ大学からは、両大学の長期にわたる友好関係への感謝と、さらなる交流の強化を望む声が届いています。
(左上)Olena Mukhaさん、(右上)Olga Nikolenko教授、
(左下)野中進 教養学部長、(右下)Kateryna Nikolenkoさん
埼玉大学での学びを語るOlena Mukhaさん
参考URL
ウクライナ V. G. コロレンコ記念ポルタワ国立教育大学と学術交流協定締結
