化学コミュニケーション賞2022を受賞(大学院理工学研究科 古川俊輔 助教)
2023/1/18
大学院理工学研究科 古川俊輔助教が代表を務める「ARchemisT」が?化学コミュニケーション賞2022(団体)を受賞しました。
この賞は日本化学連合が2011年に創設したもので、「化学?化学技術」に対する社会の理解を深めることに貢献した 個人および団体(企業、学協会、各種NPO、学校法人など)を顕彰し、その栄誉を称えています。
受賞名 | 化学コミュニケーション賞2022(団体) |
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受賞者 |
ARchemisT (代表:大学院理工学研究科 古川俊輔 助教) |
業績標題 | カプセルトイ「分子博物館」の企画制作 |
プレスリリース | こちらからご覧いただけます |
カプセルトイ「分子博物館」の企画?製作にあたって
学問「化学」の一般層へのアウトリーチを目的とし、「分子」をカプセルトイにする企画を立案し、制作を行いました。化学物質を構成する原子や分子は人の目には見えず、化学を専門とする人以外にとっては非常にとっつきにくいものだと言えます。“化学物質”と聞けば、「危険物?毒物?」といったネガティブイメージを抱かれることも多く、「私達の生活を豊かにしてきた化学」という化学者の思いも伝えにくいといった課題があります。
○分子をカプセルトイに
「化学」が理解されにくい要因の一つとして、基本構成単位である「分子」が五感で感じられにくい点が挙げられます。この「分子」を可視化し、手触りのある形に具現化する必要があります。カプセルトイは、日本国民にはお馴染みの玩具で種類も多種多様ですが、教育ツールとしての活用事例には限りがあります。カプセルトイの「何がでるかな?」という特有のワクワク感と化学の学びを結びつけられることから、アウトリーチとして最良のツールと考えました。
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