ファンの気持ちを盛り上げる応援システムを開発(大学院理工学研究科 小林貴訓准教授)
2017/11/1
本学大学院理工学研究科の小林貴訓准教授が、ファンの気持ちを盛り上げる応援システムを開発し、10月28日(土)開催の人文社会科学研究科学際系2017年度連続シンポジウムにて、本学ダンスサークル「SKR48」メンバー4人の協力のもと、アイドル応援システムの実演と実験を行いました。
本研究では、演者と観客が共創する芸術空間を文理融合研究によって解明?増強することを目指しています。演者と観客、及び観客間の相互行為を社会学の手法を用いて分析し、共同的鑑賞や共同的参加の方法を明らかにすることで、相互行為的聴衆論を確立します。また、どのようなインタラクティブデバイスが舞台との一体感や観客同士の一体感を増強するのかを明らかにしようとしています。
今回のシステムは、アイドルが持つマイクで測定した歌声の強さや、手首につけた加速度センサーで測定した動きのデータを無線でコンピューターに送信し、それらを情報処理した信号をファンのペンライトに送り、振動させたり、ペンライトの色や明るさを変えたりする仕組みです。これまでの光と音に加えて、演者の身体的な動きを観客に伝えるシステムを用いることで、アイドルとファンの一体感をこれまで以上に盛り上げることができると期待されています。
上記実験の様子は、朝日新聞(2017年10月30日)に掲載されました。
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アイドル応援システムの実演と実験を行う様子
実験に協力した本学ダンスサークル「SKR48」のメンバー
開発したペンライト
【参考リンク】