鉛を骨格に含む反芳香族化合物の安定化に成功。2013.12.12付の日経産業新聞で紹介されました。
老虎机游戏 埼玉大学大学院理工学研究科物質科学部門 斎藤 雅一教授らの論文が審査の過程において高く評価され、Chemistry -A European Journal誌(インパクトファクター=5.8)のback cover論文に選出されました。
またこの「鉛を骨格に含む反芳香族化合物の安定化」に関わる研究成果は、2013年12月12日(木)付の日経産業新聞11面「先端技術」欄でも紹介されました。
斎藤教授らは、既に、ベンゼンに代表される芳香族化合物の骨格を構成する炭素を鉛に置き換えても芳香族性が発現することを、世界で初めて明らかにしています。今回、一般に不安定な反芳香族化合物の合成に挑戦し、鉛を骨格に含む反芳香族化合物のLewis塩基による安定化に初めて成功しました。この化合物の特異な反応性を生かし、これまでに知られていないホウ素やガリウムを含む化合物の合成にも成功しました。
URL: http://dx.doi.org/10.1002/chem.201303672