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皇室のお姿から日本の伝統を考える-元宮内庁副式部官 竹元正美 大使を迎えた講義を開催しました

2022/11/21

講義後の集合写真

日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。

11月17日(木)の授業では、宮内庁東宮侍従、外務省儀典官、宮内庁副式部官、ウルグアイ大使等を歴任された竹元正美 氏を講師としてお招きしました。講義は「皇室のお話し」をテーマに、日本は神話につながる王朝を有する唯一の国であることや、歴史をさかのぼると女性天皇も少なくないことなどを順番に説明。現在の皇室の紹介や歴史、様々なご公務や宮中行事等について「天皇陛下が一番お忙しいのはお正月で、二番目にお忙しいのはお誕生日」といった、ご自身の経験を交えたお話を挟みながらご説明いただきました。

特に、ご公務の中で大きな比重を占める国際親善については、「天皇陛下の皇室外交は大使100人分というけれども、大使100人でも到底及ばない、比較ができないほどのものである」と、皇室の方々がいかに外国との友好関係を築くためにご尽力されているのかを説明いただきました。受講した学生からは「天皇が、日本と日本人にとってとても重要な象徴だということはわかっていましたが、対内、対外的に様々なことをしていることもわかりました。特に『各国の法律1条を見れば、その国がもっとも大切にすることがわかる』という話がありますが、日本は憲法に1条から8条まで全部皇室と天皇に関する話になるほどその象徴性は大きいことがわかりました」といった感想が寄せられています。

竹元正美 氏

講義の様子

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