和装から学ぶ日本文化-木村路子先生を招いた講義を開催
2022/10/31
講義後の記念撮影
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。この科目は、日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々から直接お話しを伺うことができるだけでなく、体験や議論を通じて理解を更に深めることができることから、将来グローバルに活躍したいと願う学生や多くの留学生が受講しています。
10月27日(木)は、和服を通じた国際交流に尽力されている木村みち子先生を講師にお招きし、和装を学びました。
「着物を着たことがある人や着物を着ている人を見たことがある人はいますか」との質問から始まった本講義。着物の種類や着るときに必要なもの、また家紋や日本の伝統色、かさね色目、着物の主要な産地についてお話しいただきました。
さらに、体のサイズに合わせて作られるドレスと違い、着物は「おはしょり」を作り着丈に合わせてたくし上げて着ることや、腰紐や仮紐といった紐を使い着付けることにより、身長が違っても受け継ぐことができるということも説明いただきました。
そして、より和装への知識を深めるため、男性の第一礼装である黒紋付のモデルをフランスからの留学生 ジュリアンさんが、未婚女性の第一礼装である振袖のモデルをウクライナからの留学生 アンナさんが務め、着付けが行われました。着付けが完了すると、二人の美しさに感嘆の声があがりました。
現代では普段着として着物が着られることは少なくなり、お祝いの席や非日常を楽しむために着られることが多いですが、木村先生は、「楽に着る方法もたくさんあるので、和装へのハードルを低くして、自分の好きな和装を取り入れてみてください」と授業を締めくくりました。
和装について語る木村先生
黒紋付の「家紋」についても、説明いただきました
平面の帯が立体的に形作られていきます
モデルを務めたジュリアンさん(左)とアンナさん(右)
和装でのポージングも教えてもらい、とても素敵です!