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埼玉大学

2022年度ニュース一覧

「Introduction to Japanese Culture」が基盤科目として新たなスタートを切りました

2022/10/3

アンナさんを囲んでの記念撮影

日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている「Introduction to Japanese Culture」。これまでは、教養学部の専門科目でしたが、今年度からは全学部生向けの基盤科目として開講されることとなりました。これまでも全学部生が履修することができましたが、基盤科目となったことで、理系の学生も含めたより多様性のある授業となることが期待されます。

9月29日(木)の第1回目の講義では、昨年度本授業をオンラインにて受講していたウクライナからの留学生 ボンダル?アンナさんによる、「後世に残したいウクライナの文化」と題した講演が行われました。海や山など豊かな自然があるウクライナが好きと教えてくれたアンナさんは、ウクライナの地理や主要な都市について、動画を用いながら、流暢な日本語で説明しました。続いて、女性の民族衣装「ヴィシヴァンカ」は花などを黒?赤?青などの色を使って刺繍したシャツで、代々受け継がれることや、日本でも知られているウクライナ料理「ボルシチ」は、「サーロ」という豚の脂身の塩漬けとパンと一緒に食べられていることなど、ウクライナの伝統的な衣装や祭り、食についても紹介されました。
アンナさんは、「他の国の文化を知ることで、自分の国のことをもっと知りたいと思うきっかけになってくれたら」と、本講演への想いを話してくれました。

講演するアンナさん

授業の後半では、アンナさんの講演を受けて、参加者全員が「後世に残したい日本文化」をホワイトボードに書きました。この日、日本人学生を超える人数の留学生が出席していましたが、皆が日本語を使い、「和食」「茶道」といった伝統のあるものから、「アニメ?マンガ」「アイドル」といった現代的なものまで、様々な日本文化が書き出されました。

来週からは日本文化や芸術に造詣の深い方々を講師に迎え、第一線で活躍する方々からお話しを伺うだけではなく、体験も通して日本文化を学んでいきます。留学生にとってはもちろん、将来グローバルに活躍したいと考える日本人学生にとっても、大変有意義な講義となっています。

教室の様子

思い思いの日本文化が書かれたホワイトボード

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