第37回日本腐植物質学会講演会にて優秀発表賞を2年連続で受賞(大学院理工学研究科博士前期課程2年 中野純佳さん)
2021/12/23
指導教員の齋藤先生と中野さん
日本腐植物質学会は、土壌、水圏、堆積物、食品、生体等の中に普遍的かつ多量に見いだされる物質であり、生態系で重要な役割を果たす重要な有機物資源である「腐植物質(フミン物質)」に関連する分野の研究と発展を図るために設立されました。
11月26日、27日に開催された総会は、会員相互の交流を図り、自由な討論の場をつくることを目的として、本学会の前身である「日本腐植物質研究会」が設立した年から開催されています。
中野さんは、昨年度に引き続き、今回も若手口頭発表者の中から優秀発表賞に選出され、2度目の受賞となりました。
受賞者 |
大学院理工学研究科化学系専攻応用化学コース 博士前期課程2年 中野純佳さん |
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指導教員 | 大学院理工学研究科 齋藤伸吾 教授 |
賞の名称 | 第37回日本腐植物質学会講演会優秀発表賞 |
受賞題目 | ゲル電気泳動を用いるアクチノイドイオンの配位を介したHA超分子錯体の化学量論の推定 |
中野純佳さんのコメント
今回は、昨年に続き2度目の受賞となりますが、前回に比べてさらに発展した内容で発表を行うことができたと思います。学会での発表は、これまでたくさん経験してきましたが、発表する際は、決められた時間内で自分の研究をより魅力的に伝えられるよう、学会の専門分野に合わせた知識レベルで発表するということを意識しています。
私には、学生のうちに英語の論文を書くという目標がありました。やはり、世界に自分の研究を知ってもらうには、英語での執筆が必要だと思い、齋藤先生にご指導いただきながら成し遂げたことは、大きな自信になりました。
この研究室で、研究と向き合う姿勢を学んだので、今後はそれを活かして、また違う分野で”1番”を目指していきたいと思っています。
齋藤伸吾教授より祝福コメント
中野さんはすでに英語で論文を執筆し、分野のトップジャーナルに出している優秀な学生です。研究を楽しんでいて、かつ、自分のチャレンジしたいことを提案してくるようなやる気に満ちあふれています。
研究に関しては真面目に討論をしますが、それ以外のところでフランクな関係で、私自身も楽しく研究させてもらっています。
中野さんは、今回2度目の受賞となりますが、同じ学会で2回も選出されたということは、本当に素晴らしいと思います。現在は、修士論文の執筆に取りかかっていますが、まだ新たな実験を始めようとしていて、そんな挑戦する気持ちをこれからも持ち続けて欲しいなと思います。
授与された賞状
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