2ヶ月連続でポスター優秀賞と学生プレゼンテーション賞を受賞(大学院理工学研究科博士前期課程2年 山縣和仁さん)
2021/12/24
指導教員の齋藤先生と山縣さん
11月と12月に行われた学会において、大学院理工学研究科博士前期課程2年 山縣和仁さんが、ポスター優秀賞及び学生プレゼンテーション賞を受賞しました。
各賞の詳細は、以下の通りです。
受賞者 |
大学院理工学研究科化学系専攻応用化学コース 博士前期課程2年 山縣和仁さん |
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指導教員 | 大学院理工学研究科 齋藤伸吾 教授 |
老虎机游戏3年度東日本分析化学若手交流会ポスター優秀賞
公益社団法人日本分析化学会は、分析に関する情報の交換並びに分析化学の進歩発展を図り、それを通じて科学、技術、文化の進展、人類の福祉に寄与することを目的として、1952年に設立された学術団体です。
分析化学は、理?工?農?医?歯?薬学などの広い領域に関連しており、広範囲にまたがる分野の会員が分析化学を共通の基盤に一体となって活動している点が、大きな特色となっています。
日本分析科学会は、本部を東京を東京におき、7つの支部が全国各地にあります。11月26日、27日にオンラインで開催された本交流会は、関東支部と東北支部により開催され、分析化学に関連する分野を研究する、もしくは興味を持つ若手研究者が、講演会等の企画に参加し交流を深めるための研究会です。今回受賞したポスター優秀賞は、ポスターセッションにて発表した学生の中より選出されました。
受賞題目 | 蛍光性フェナントロリンジカルボン酸誘導体を用いるNp(V)O2+の選択的なゲル電気泳動分離検出 |
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授与された賞状
第37回イオンクロマトグラフィー討論会学生ベストオーラルプレゼンテーション賞
日本分析化学会イオンクロマトグラフィー研究懇談会は、イオンクロマトグラフィーの基礎と応用に関する研究の促進とその技術成果の普及並びに会員相互の情報交換などを図ることを目的とする団体です。
本会は、イオンクロマトグラフィー、キャピラリー電気泳動等、イオンの分離?分析方法全般に関して討論する場として12月3日にオンラインで開催され、今回で37回目を迎えました。イオン分析における新たな「発見」や「気づき」を共有するため、事例紹介などの講演が行われました。その中で、開会後すぐに行われた学生講演にて発表を行った山縣さんが、見事に学生プレゼンテーション賞を受賞しました。
受賞題目 | 蛍光性フェナントロリンジカルボン酸誘導体を用いるNp(V)O2+の選択的なゲル電気泳動分離検出 |
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授与された賞状
山縣和仁さんのコメント
齋藤研究室では求められるレベルが高いと聞いていたので、大学でそういった環境に身を置いてみたいと思い、所属を決めました。今回、2つもの賞を受賞することができたのも、学生を伸ばそうとしてくれ、研究が楽しいという気持ちを芽生えさせてくれた齋藤先生のおかげです。
修了後は、化学メーカーに研究者として就職する予定です。これまでの学生生活の中で、齋藤先生が常々おっしゃっていた「先を見据える力」を養えたと思うので、就職後はこの力を活かし、皆さんが普段使っているような製品などに関する研究を通して、世の中の役に立つことができれば良いなと思っています。
齋藤伸吾教授より祝福コメント
私の研究室では、自分のやりたいことをやりたいだけできるようにし、その分、自分の考えをしっかり持つことによって、学生を成長させたいと考えています。山縣さんは、自ら課題を設定して研究を進めていけるだけでなく、研究していくうえでは「根性」も必要なので、メンタルが強いという大切な素質も持っています。
コロナ禍で様々な制約がある中、貪欲に研究を続け、これだけの成果を出すことができたのは素晴らしいことだと思います。
山縣さんとは、現在一緒に論文を執筆しています。修了まであとわずかですが、これまでと変わらず研究に楽しんで取り組んでもらいたいです。
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