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埼玉大学

2021年度ニュース一覧

ISMAR-APNMR-NMRSJ-SEST 2021においてSEST Poster Awardsを3名の大学院生が受賞しました

2021/10/11

(後列左から)Lewis M Antill特定プロジェクト研究員(さきがけ専任研究者)、長嶋助教、前田准教授
(前列左から)香村さん、佐野さん、立野さん

大学院理工学研究科博士前期課程2年 立野明宏さん、同1年 香村泉希さん、佐野永昴さんがISMAR­-APNM­R-NMR­SJ-SE­ST 20­21におい­てSEST­ Post­er Aw­ardsを受賞しました。

近年、核磁気共鳴、電子スピン共鳴、イメージングなどの磁気共鳴法が目覚ましい展開を続けています。物理学、化学、生命科学などの基礎分野では、原子レベル、分子レベルから人体全体まで幅広い規模の研究成果が、分子構造解析やMRI診断などの応用を通じて社会に大きく貢献しています。 ISMAR-APNMR-NMRSJ-SEST 2021は、この種の最大の国際会議の一つであり、これらの分野の約1,000人の第一線の研究者が国内外で参加し、磁気共鳴領域の基礎研究と応用研究に関するプレゼンテーションが行われました。

今回受賞したSEST­ Post­er Aw­ardsは、若手会員によるプレゼンテーションの中から特に優秀と認められたものに贈られます。今回5名の方が受賞し、うち3名が本学から選出されました。

受賞学生のコメント

受賞者 大学院理工学研究科化学系専攻基礎化学コース
博士前期課程2年 立野明宏さん
受賞題目 Coherent Control of Radical Pair Dynamics in Low and High Field Regime
コメント  昨年挑戦したときは受賞をすることができなかったので、今回受賞できて嬉しく思います。同じ研究テーマで発表を行いましたが、ポスターを見やすくすることで関心を持ってもらえるように工夫したり、実験を追加したりと、より良い発表ができるように準備をしました。英語での発表だったため、Lewis研究員にチェックやアドバイスをもらえたことはありがたかったです。
 この研究室では、理論だけでなく実験にも重点を置いて研究をすることができるため、博士後期課程に進学し、さらに自分の研究を深めていきたいと思っています。
受賞者 大学院理工学研究科化学系専攻基礎化学コース
博士前期課程1年 香村泉希さん
受賞題目 Development of high-sensitivity fluorescence-based microspectroscopy for exploring magnetic field effects in biological systems
コメント  私は初めての学会発表だったので、ご指導いただきながら必死で頑張りました。
生物?物理?化学と広い分野を扱っているのに関心をもったことが、この研究室を選んだ理由です。研究は大変なことももちろんありますが、仮説を立ててから実験をしても予想とは違うことが起こったり、そこから新しいことが生まれるたりするのが楽しいなと思います。今後も修士論文の執筆に向けて、励んでいきたいです。
受賞者 大学院理工学研究科化学系専攻基礎化学コース
博士前期課程1年 佐野永昴さん
受賞題目 Development of an ultra-compact cell for RYDMR
コメント  香村さんと同様初めての学会発表だったため、受賞を聞いたときは、受賞するのがどのくらい難しいことか分かっていなかったので、後からこの賞の価値を知って驚きました。発表の仕方や文章の書き方など、長嶋先生に丁寧にご教示いただいたので、とても感謝しています。

指導している前田公憲准教授、長嶋宏樹助教、Lewis M Antill特定プロジェクト研究員(さきがけ専任研究者)より祝福コメント

 今回、所属する学生が3名も受賞できたというのは、とてもすばらしい快挙だと思っています。
皆、こちらから指示を出さなくても自分の考えで研究を進めることができる優秀な学生です。また、実験やディスカッションを重ね、それぞれの研究を深めるために努力をした結果だと思います。
Congratulations!

■前田准教授らの量子生物物理化学研究室を、受験生向けウェブマガジン『SAIDAI CONCIERGE』にてご紹介しています。
 ぜひ、こちらもご覧ください。

クリックすると記事をご覧いただけます

参考URL

前田 公憲(マエダ キミノリ)|研究者総覧このリンクは別ウィンドウで開きます

長嶋 宏樹(ナガシマ ヒロキ)|研究者総覧このリンクは別ウィンドウで開きます

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