日本美術における「美人図」を学ぶ-東京藝術大学特任教授 井谷善惠 氏をお招きした講義を開催
2020/12/8
講義終了後の記念撮影
日本人学生?留学生がともに学べる「国際共修授業」として開講されている教養学部の専門科目「Introduction to Japanese Culture」が、今年は対面とオンラインのハイブリッド型授業として開講されています。
12月3日(木)の講義では、東京藝術大学特任教授の井谷善惠 氏をお招きし、日本美術における「美人図」について学びました。この講義では例年、学生達がグループに分かれて、35枚の絵から5枚を選び展覧会を開催すると仮定し、選んだ5枚と展覧会のタイトルを各グループが発表しています。
今年は対面とリモート授業のハイブリッドということもあり、正倉院の「鳥毛立女屏風」、薬師寺の「吉祥天像」から老虎机游戏2年度伝統工芸展で日本工芸会奨励賞を受賞した松崎幸一光氏の木彫彩色「時」まで、31枚の美人図について井谷先生から一枚一枚丁寧にご説明いただき、その後参加者は一番好きな画を一枚選び発表しました。
雅な美人図を通して歴史、文化、絵画技法等の変化について学び、新たな側面から日本の文化の理解を深める、贅沢な時間を堪能した講義となりました。
東京藝術大学特任教授 井谷善惠 氏
31枚の美人図の中で好きな画を選びました