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埼玉大学大学院理工学研究科と理化学研究所による連携大学院創立30周年記念の会を開催

2019/12/11

埼玉大学大学院理工学研究科と理化学研究所による連携大学院30周年記念の会を11月22日(金)埼玉大学シアター教室にて挙行しました。

これは、1989年(平成元年)埼玉大学大学院理工学研究科と理化学研究所が連携し「物質科学、生産情報科学及び生物環境科学の3専攻10大講座」からなる大学院理工学研究科が設置され30周年を迎えたことを記念し、開催されたものです。

設置当時は、我が国初の連携大学院であり、文部省所管の埼玉大学と科学技術庁所管の特殊法人理化学研究所との省庁間の壁を乗り越えた連携であり、国内でも大きな話題になりました。

記念の会は、埼玉大学から歴代の理工学研究科長を始めとする名誉教授、教員、学生及び事務職員、理化学研究所からは、元連携教員、連携教員、連携大学院修了生及び事務職員等約100名が参加し、盛大に開催されました。

セレモニーは、記念の会、記念講演、祝賀会の3部構成で行われ、記念の会では、埼玉大学 坂井貴文 理工学研究科長の「開式のことば」から始まり埼玉大学 山口宏樹 学長及び小安重夫理化学研究所理事から当時のエピソードを交えた挨拶がありました。

続いて、来賓挨拶として埼玉大学 伏見譲 名誉教授から理工学研究科設置に至る経緯や学内での議論について、ユーモアを交えた紹介があり、理化学研究所 柴田武彦 名誉研究員からも設置当時の思い出や現在の連携のあり方について挨拶がありました。

記念講演では、埼玉大学理工学研究科 王青躍 教授から「大気汚染と花粉症」、理化学研究所 堂前直 幹事から「バイオロジカルマススペックと理研埼玉大連携大学院30年」と題した講演が行われました。お二人は、共に埼玉大学大学院理工学研究科修了生であり理工学研究科在籍時代の話題も交えて現在の研究成果を発表いただきました。

その後、学内教職員食堂「バルメリンの森」に会場を移し行われた祝賀会では、埼玉大学 重原孝臣 理事から30周年を迎え、引き続き両機関の連携強化を期待しているとの挨拶、理化学研究所上坂友洋 幹事からは、挨拶に続き両機関の連携に重要な役割を任っている事務職員に感謝の言葉と記念品の贈呈というサプライズの演出もありました。

理化学研究所 鈴木匡  幹事の乾杯の発声の後、祝賀会はスタートし、教職員達は名誉教授の方々を囲み当時の思い出話や現在の大学の近況について語り合い和やかな雰囲気の中、祝賀会は進行しました。

おしまいに参加者全員で記念撮影が行われ、次回は50周年を目指し両機関の更なる連携強化が確認され盛況のうちに記念の会が終了しました。

坂井貴文 理工学研究科長

山口宏樹 埼玉大学長

小安重夫 理化学研究所理事

伏見譲 埼玉大学名誉教授

柴田武彦 理化学研究所名誉研究員

王青躍 埼玉大学理工学研究科教授

堂前直 理化学研究所幹事

会場の様子

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