「彩の国女性研究者ネットワーク訪問セミナー マレリ株式会社実験研究センター」を開催しました
2019/12/10
老虎机游戏元年11月27日(水)、マレリ株式会社実験研究センター(栃木県佐野市)にて、老虎机游戏元年度第2回彩の国女性研究者ネットワーク訪問セミナーを開催しました。当日は、芝浦工業大学、埼玉大学から学部生?大学院生?留学生9名が参加しました。
最初にグローバル人事本部の鈴木様から、マレリ株式会社の会社紹介として、事業内容や事業所の位置、ワークライフバランスを支援する制度、研修制度、今後の自動車業界の発展予想について、説明がありました。マレリ株式会社の新しい取組としては、来年4月から、在宅勤務の導入を計画しているそうで、多様な社員が働けるようなしくみづくりを進めているそうです。
次に、実験研究センター内にある様々な施設の中から、全天候風洞実験室、実車電波暗室の2つの実験施設の見学をしました。太陽光と同じ強さの光を当てることのできる巨大な光源装置がおかれた風洞実験室では、温度や湿度、光の強さを変えることにより、様々な環境を作りだすことができるそうで、環境の変化による車の様々なパーツへの影響を測定しているとのことでした。実車電波暗室では、室内の回転テーブルに載った車を見ながら、車体に全角度から電波を当てて実験していること、キーレスキーの電波など、なぜこのような実験室が必要かの説明を受けました。研究者は、製品化のためにコストを抑えながらも、最大限の効果を出せるよう、研究を繰り返しているとのことでした。
年間何回の実験を行っているのか、実験をするのは製品化する前なのか、電波実験は車のどのようなことに利用されるのか等、学生からは様々な質問が出され、みな、研究者の説明を熱心にメモしながら聞き入っていました。
次に、お二人の若手研究者のキャリアメイキングや就職活動の経験等についてのお話をお聞きしました。そして、女性グループ、男性グループに分かれ、研究者を囲んで座談会を行いました。お二人からは、入社7年~8年目で、研究畑でキャリアを積んでいらっしゃること、車が好きであること、仕事のやりがい、初めての海外出張や勤務等についてお話しがあり、仕事も生活も充実していることが伺えました。お二人とも、車については、入社後に学んだこと、大学での専攻とぴたりと一致しなくても、大学で学んだ経験が今の研究に活かされているとのことです。座談会では、学生の様々な質問に、時間を超えて丁寧にお答えくださいました。
参加した学生からは、「実際に働いている方と直に話ができて良かった」「先輩方との座談会があり、楽しかった」「生の声を聞けるので、とても参考になった」等の感想が寄せられました。
今回の訪問セミナーでは、マレリ株式会社の本社の皆さま、実験センターの皆さまはじめ、大勢の方にお世話になりました。ご参加いただいたみなさま、マレリ株式会社のみなさま、ありがとうございました。
マレリ㈱の概要について熱心に聞く参加者
先輩研究者との座談会
先輩研究者との座談会
参加者とマレリ株式会社の皆さまの記念撮影
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