第10回男女共同参画室講演会を開催ー女性リーダーが増えないのはなぜ?
2018/11/16
11月8日(木)、「第10回男女共同参画室講演会」を、お茶の水女子大学ジェンダー研究所准教授 申琪榮氏を講師に迎え『女性教員を増やすことの意義と方法―男女均等は世界の潮流』をテーマに開催しました。当日は、教職員、学生など約90名の参加がありました。
申氏ははじめに、「日本のあらゆる意思決定は極めて同質集団のメンバーによって行われている」と指摘し、日本の政治、経済分野の現状及び海外との比較や、同質集団による組織の問題点について説明した後、カナダ、フランスなど海外の内閣は男女同数の内閣となっており、諸外国がどのように女性議員を増やしてきたか、その取り組みについて紹介しました。また、女性リーダーが増えないのは「女性の家族的責任や社会的に期待されるジェンダー規範、女性のキャリア啓発機会やロールモデルの不足にある」など理由を挙げて説明し、うなずく参加者も見られました。さらに、女性議員の貴重なインタビューの紹介もあり、女性が社会進出することの意義や能力と性別の関係など、台湾での選挙の事例を挙げて説明しました。
講演後には、参加者から多くの質問が寄せられ、多くの参加者にとって男女が均等に社会に参画することの重要性を学ぶ有意義な時間となりました。
堀田副学長(男女共同参画担当)の挨拶
講演する申氏
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