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次世代を担う人材育成に産学協働で取り組む 埼玉県課題解決型インターンシップ成果報告会を開催

2018/3/7

実習報告をする学生たち

3月2日(金)、埼玉県から委託を受け実施している「埼玉県課題解決型インターンシップ事業」の成果報告会(実習報告)を大宮ソニックシティビルで開催しました。

報告会では、参加した学生がそれぞれの実習内容や成果、課題などを報告しました。会には、実習学生のほか、学生を受け入れた県内15の企業、埼玉大学をはじめこのインターンシップ事業に参画した県内大学の関係者、指導教員をはじめ、埼玉県、埼玉県経営者協会の関係者など約80名が参加しました。 

このインターンシップは、学生の課題解決力および就業意識を高め、県内企業への理解を深めるとともに県内企業が抱える業務運営上の課題の解決に資するため、長期(3か月~6か月程度)にわたる就業体験を行うものです。

今年度から、埼玉大学のほか、共栄大学、武蔵丘短期大学、早稲田大学所沢キャンパスも参加し、4大学23名の学生がインターンシップ実習を行いました。

報告に先立ち、山口宏樹学長は、自身の学生時代の体験などを披露するとともに「このような貴重な機会を通して出会った人たちとのネットワークを大事にしてほしい」と述べ、埼玉県産業労働部雇用労働局の江森光芳局長は「このインターンシップは産学官連携の典型的な取り組みで、学生の創造力や総合的な人間力を養ううえでも有効だと思う」と挨拶されました。 

実習報告では、参加学生を3組に分け、基盤教育研究センターの石阪督規教授が進行役となり、それぞれ自己紹介、受入先の概要、課題の内容、課題解決に向けた工夫、成果、インターンシップ参加の感想などを報告しました。また、各組の終了ごとに、会に参加した受入先の方から学生を受け入れた感想などのコメントもいただきました。

開会挨拶する山口学長

挨拶する埼玉県産業労働部雇用労働局の江森局長

課題の例としては、「魅力的なリクルート戦略の企画?提案」「受入先の強みなどのまとめとアピール」「新たな宿泊プランの企画と商品化」「ネット通販でのブランド力強化とデザイン制作」「生産工程管理の調査と生産性向上策の提案」「新規ブランド構築後の販売戦略と販路拡大策」「研究開発の“見える化”の洗い出しと新たな方向性の提案」「建設業において女性社員が働きやすい環境を構築するための具体的方策の企画」などで、実際に課題に取り組んだ苦労談なども紹介されました。

実習の感想としては「課題解決を通した就業体験により“働く”とはどういうことなのか具現化できた」や「社会について学ぶ貴重な経験となり、将来についても考えるきっかけになった」、新規商品の販売にチャレンジした学生からは「自らが企画し実売に至ったことで、今後の人生の大きな自信になった」、さらに参加した留学生からは「日本の伝統文化や環境教育など、今回、学んだことを自国に持ち帰り貢献したい」などが報告されました。

自分自身の今後については「今回見つけた自分の長所、短所をまとめ、自己アピールに繋げていく」や「一つのことをやるだけではなく、色々なことに挑戦していきたい」などの抱負も述べました。

3組の実習報告後、幹事団体である埼玉県経営者協会の根岸茂文専務理事は学生に対し「限界は出発点、壁にぶつかった時こそ次のステージ(成長)への出発点だと捉えてほしい」とのメッセージを伝え、成果報告会は閉会しました。 

この事業は平成30年度も受入企業、県内参加大学とも拡大?拡充する方向で実施する予定です。

進行役の石阪教授
受入先の方からコメント
閉会挨拶する埼玉県経営者協会の根岸専務理事

会場の様子

実習に参加した学生

【参考リンク】

課題解決型長期インターンシップ|Webシラバスこのリンクは別ウィンドウで開きます

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