ようこそ想い出の母校へ 「梶田隆章先生 ホームカミングデーで講演」
2017/10/21
素粒子ニュートリノの研究で2015年ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章先生(1981年理学部物理学科卒業)が、2017年10月21日に開催された、第7回埼玉大学ホームカミングデーにおいて「神岡の地下から探る宇宙」と題した講演を行いました。
会場に集まった500名を超える同窓生を前に、埼玉大学での学生時代の思い出や弓道部の主将を辞退して大学院に進学し、物理学を研究することを決断した頃の話から、東京大学大学院で後にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊先生に師事し、その後研究者となり、カミオカンデさらにはスーパーカミオカンデの設置に腐心された話を繰り広げられました。そして、今後期待されるKAGRA(カグラ)による重力波の観測と、重力波を通して調査できる宇宙についてお話しをされました。
講演後は、梶田先生が2016年4月22日に植樹した「ニュートンのリンゴの木」をご覧になった後、出身学部である理学部の懇談会に出席され、同窓生、教員と旧交を温めました。さらに、その後の交流会においても、多くの同窓生と睦まやかに会話を交わし、親睦を深められました。
参加者は、穏やかな秋の一日を、想いでの母校、埼玉大学のキャンパスで満喫し、第7回埼玉大学ホームカミングデーは盛会のうちに終了しました。
「神岡の地下から探る宇宙」をテーマに講演する梶田隆章先生
来場者で一杯になった会場