新しい時代の英語教育をめざして
英語分野では、英語にかかわる様々な学習を通して、国際的な感覚とグローバルな視野を持ち、自ら発信できる力を備えた新しい時代の学校教員を養成しています。
小学校では英語の教科化に伴い、英語と英語教育の専門的知識を持つ教員の必要性が高まっています。小学校コース英語分野では、小学校教育全般について学ぶだけでなく、英語についても広く学び、中学校の英語免許も取得することができます。
また、中学校では外国語が最も総時間数の多い科目となり、英語の高い運用能力と深い知識を有した教員が求められています。中学校コース英語分野では、それに対応した質の高い教員を目指し、広範な領域で英語を学びます。高等学校の免許も同時に取得が可能です。
海外派遣留学生制度や国際交流プログラムを利用して、海外の大学等に長期?短期の留学をする人も多くいます。卒業生は英語の専門性を活かし、教員やその他の分野で広く活躍しています。
こんな授業 こんな研究
及川 賢 教授
いま小中高の英語授業ではコミュニケーション能力の育成が大きな目標となっており、そのため、英語教師には正確かつ流暢に話せる「英語力」と児童?生徒の英語を伸ばす「授業力」が求められています。私の「中等英語科指導法」やゼミなどではグループに分かれて模擬授業や教材?教具の作成等を行い、学生同士が討論を通して教える力を高め、実践力を身につけられるよう工夫をしています。また、現代英語」ではディスカッション、スピーチ、ディベート、プレゼンテーションなど英語力、特に話す力を伸ばすさまざまな活動を用意しています。さらに、英語分野には参加者が日本語を使わず「英語だ」で丸一日過ごすプログラムもあり、参加者の英語力向上に役立っています。「確かな英語力」と「優れた授業力」――この2つが私の授業の大きな柱です。
主な授業科目
英語文学史、英語文学講読、英語文学演習、英文法概説、英語音声学、英語学概論、英語学演習、現代英語、英会話、英作文、英米事情、英語科指導法、応用言語学演習（英語教育学演習） 他
学生の声
2年生
英語分野では「教科」としての英語、指導法のほかにも、英語学や英語文学、音声学等、「言語」としての英語の知識も深めていきます。難しそうに聞こえるかもしれませんが、学生想いの優しい先生方と英語分野ならではの先生方との距離の近さ、そして学年に関係なく仲良くしている英語分野の仲間が学修の大きな助けになっています。毎日の学び、英語分野での大学生活は本当に楽しいです！ぜひ一緒に、英語分野で誰よりも充実した4年間を過ごしましょう！